このゲームはテイルズシリーズというRPGの20周年記念にあたる作品であり、そのファンである私は当然発売前は期待をしていた。15周年記念作品であるテイルズオブエクシリアが駄作だったため、今度こそちゃんとしてものを作ってくれるだろうとの思いもあった。しかしこのTOZ発売してまもなく、大量の批判が飛び交った(Amazonレビュー星1.5)。システム・ストーリー共に今までで最悪の出来で、しかもDLC前提といういわゆる未完成商法であったというのが原因である。私自身そんなに叩くほどじゃないだろうというと思っていたが、実際にやってみるとまぁその批判を否定することは難しかった...
※気になる方は下記URLの「5.批判の背景」以下を御覧ください。
【悪い点】
・ストーリー
一言で言ってしまうと、前導師の尻拭いをさせられるゲーム。殺しを正当化しストーリー全体として暗い。導師という特別な存在にも関わらずあまりに無力すぎる。リアリティを追求したようだが、それならもっとストーリーを練って納得の行くものにして欲しい。TOX2のように。
・バトルシステム
今回フィールドで魔物に遭遇した時に場面が切り替わるのではなくそのままバトルに移行するリアルマップバトルを採用した。それ自体はよかったのだが、狭い場所で戦ったときや障害物が多い場所で戦闘した時にとてもやりづらく、またカメラワークがめちゃくちゃになり自分がどこにいるか把握できないような場面が起こった。バトルが目玉のシリーズなのにこれではそれも台無しである。
・ゲームバランス
とにかく敵が硬い。一番簡単なモードにしても硬かったのはいかがなものか。また、神衣前提のバランスにしているためか、通常状態が弱すぎる上に秘奥義も使い物にならない。(特技コンボ4連×2=秘奥義)
・ラスボス
ラスボス戦がただの作業ゲーと化している。形態変化もなんかイマイチ。
・フィールド移動
フィールドが無駄に広大すぎる。次の町へ行くのにも一苦労。一応行ったことのある町やダンジョンに飛べるシステムはあるのだが、毎回手数料(所持金の5-10%程度)をとられるのであまりバンバン使えない。
【良い点】
・世界観
私自身が自然とか広大な世界が好きなので、今回の世界はとても好きだった。また、今回のストーリーはともなく世界の設定自体はそんなに破綻してなかったように思える。
・キャラクター
皆個性的でチャットもかなりおもしろかった。好きなキャラクターはエドナとミクリオとザビーダです。
・バトル
先程カメラワーク等で文句を言ったが、技の繋ぎや派手さという点でみればそんなに悪くなくむしろおもしろかった。神衣もかっこよかった。後はバランスさえ調整してもらえれば。
・アタッチメント
年々増えてきているアタッチメントだが、かなり豊富だった。衣装も一種類だけでなく複数種類用意されていたので、キャラゲーとしてよくできていた。
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評価:★★☆☆☆
以上良い点と悪い点を述べてみたが、悪い部分を良い部分でカバーしきれていない。クソゲーという評価がふさわしいものとなってしまった。次回は購入次第テイルズオブベルセリア(TOB)をプレイする予定。
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2019.05.02 ついにプレイできました↓