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アニメガタリズ

2016冬アニメレビュー【終】

今日やっと冬アニメを視聴し終え、時間もあるのでレビューを書こう。

 

今回は2期枠や2クール目枠を外した、「僕だけがいない街」、「亜人」、「蒼の彼方のフォーリズム」、「この素晴らしい世界に祝福を!」、「灰と幻想のグリムガル」、「少女たちは荒野を目指す」、「だがしかし」の7作品について言及していきたい。

個人的に評価の低かったものから進めていく。

 

 

「だがしかし」...★★☆☆☆

 典型的な日常アニメに駄菓子の要素が加わった作品。駄菓子を題材にするという発想は斬新で作中に出てくる駄菓子には懐かしさを感じた。しかしそれがおもしろいかどうかはまた別の話である。日常系アニメというのは「見ているだけで癒される、落ち着く」または「クスッと笑える場面が存在する」の2つのうちどちらか(私の場合はとりわけ後者)があって成立するものだと思っている。この作品にはその両方が欠けていたと感じた。最後まで起伏もなく作業しながら見るアニメとなってしまった。内容的には星1つだがサヤ師がかわいかったので星1つ分足して星2つという評価とした。

 

少女たちは荒野を目指す」...★★★☆☆

 特に目的もなく普通の高校生活を送っていた主人公がとヒロインにゲームを作らないかと誘われその世界に踏み込み、仲間とともに"荒野"であるその業界に挑戦していく作品である。最初の方は個性的なキャラクター(ex:CV子安)やキャラクター間の掛け合い等がおもしろかったが、中盤失速。シリアスなシーンもトントン拍子で解決してしまい、「はい、うまく行きました!」という感じでサクッと終わってしまった。もう少し苦難があったほうがよかったのではと思ったがそれは12話では難しかったのかもしれない。最初に述べたように前半はよかったので評価は星3とした。

 

亜人」...★★★☆☆

 エリートコースの道を目指し、自分以外はどうでもいいというような考えで生きていた主人公。しかしある日交通事故で自分が不死身の人間、「亜人」であることが発覚する。その日から、亜人を研究するために亜人を捕らえ、非人道的な実験を繰り返している政府から逃亡する生活が始まる。この作品は3部作らしいので途中までで今季は終わってしまったが、とても迫力のあるシーンが多くついつい見入ってしまった。最初は3Dになれなかったがすぐに気にならなくなった。これから完全3Dの作品も増えてくるかもしれない。

 

蒼の彼方のフォーリズム」...★★★☆☆

 架空のスポーツを題材にしたエロゲ原作スポ根。スポ根である。萌アニメではない。最初の方はなんだこのスポーツは...やっていておもしろいのか...などと思ったがなんだかんだでかっこいい技が多く盛り上がってしまった。未だにFCの理論的にどうなんだという技は存在し、議論は尽きないが面白ければそれでよいという考え方もある。展開は簡単に予想できるほど王道だったが、FCの試合の絵は美しく、派手で引きこまれてしまった。いちゃもんをつけるとすれば多すぎる舐めプと倉科明日香の圧倒的すぎる才能である。舐めプに関しては言うまでもないが、そんなことやらんでも普通にやってれば勝てるだろうというシーンが複数あった。また、倉科氏の圧倒的才能まかせのプレイを見せつけられるとどうしても、一般人の努力はなんの意味もない現実を突き付けられ、鳶沢氏が全く報われない理不尽さを感じてしまった。ただ全体的にはなんだかんだで楽しめたので星3つ。

 

この素晴らしい世界に祝福を!」...★★★★☆

 異世界に飛ばされた主人公が魔王を倒す...のではなくただの一冒険者として暮らしていくギャグ、いわゆる異世界コメディ。一話目からとてもおもしろく、終盤手前まで終始笑ってしまった。終盤少し無理やり終わらせた感があったので後味は少しイマイチだった。他には特に言うことなし。めぐみんがかわいい。2期に期待。星4つ。

 

灰と幻想のグリムガル」...★★★★☆

 舞台はダンまちの世界に自然を増やして街を少しこじんまりとさせたような感じ。大きく違っているのは主人公たちが弱いという点だろうか。あぶれ者同士が集まった弱いパーティが少しづつ成長し強くなっていく様子をを見守っていくという感じの作品。背景が綺麗で挿入歌も歌詞付きが多く力が入っているように見受けられた。しかし一方で曲が主張しすぎている場面もあり、そこはマイナスポイントだった。微妙な距離感の人間関係もうまく表現も個人的には好みだった。好きなキャラクターはランタです。原作読みたい。星4つ。

 

僕だけがいない街」...★★★★☆

 危険を察知しタイムリープすることができる能力を持っている主人公。殺された母親を救うためにタイムリープをするとそこはなんと18年前。ちょうど18年前に起こった誘拐殺人犯と母親を殺そうとしている人物が同じであると考え、その誘拐事件の行方を追うことになる...。犯人がどんな手を使って主人公を陥れようとするのか、誘拐事件の真相はどうなっているのか、犯人は誰なのか、というような緊張感を常に持ったまま物語は進んでいくが、毎回一話一話の引きがうまい。毎回終わるたびに「ここで終わるのか...」という早く続きが見たいという気持ちにさせる作りはさすがである。ただ最終段階の話のたたみ方が早く、「あれ、これで終わりか...」というあっけない印象も受けた。あとヒロミの大人になった姿は見たくなかった。ただそれまではとても楽しめて見れていたので星4つ。

 

 

はい。

 

 

 来季は「坂本ですが?」「迷家-マヨイガ-」「三者三葉」「Re:ゼロから始める異世界生活」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「ふらいんぐうぃっち」辺りを見ようと思っているが何かおすすめがあれば教えていただきたい。