三年越しとなってしまいましたが、ついにテイルズオブベルセリアをクリアしたのでレビューします。(→前作)
ウェイストランドと呼ばれる世界。ミッドガンド聖導王国の辺境の村にベルベット・クラウという少女が住んでいた。彼女は明るく飾り気のない性格で家族と平和に暮らしていた。
しかし、赤い月が上ったある夜、この村に異変が起きた。この事件がきっかけでベルベットは肉親を失い、左腕が魔の手になってしまう。
それから3年、ベルベットは復讐のため、旅に出る。
wikipediaより引用
ストーリー★★★★☆
今回の主人公は正義の役ではなく復讐を糧に生きる悪役となっています。正義の味方である政府組織 聖寮は”理”を最も重要視し「理のためには個を犠牲にしても構わない」という考えで統治を進めていますが、主人公一行はその考えに疑問を呈しつつ話が進んでいきます。単純に悪い奴を倒して世界を救うという話だけではなく、メッセージ性を含んでいた点がよかったです。
また今作はゼスティリアの1000年前という設定のため、知っている用語がちらほら出てきて楽しめました。まさかアレが出てくるとは...
ゲームシステム★★★★★
<バトル>
前作と同じリニアモーションバトルシステムです。フィールド上でそのまま戦っているような雰囲気を味わえます。前作の謎カメラワークや異常な敵の固さといった不快点はなくなり快適にプレイできます。また、ブレイクソウルという技を発動することによりコンボが簡単で派手な技を繰り出せるので爽快感があります。
<フィールド移動>
基本的には歩きや船になりますが、アイテムを使うことで街を移動できたりダンジョンから脱出できたりします。また、中盤では移動速度が上がる「レアボード」という乗り物も登場し、非常に快適に移動することができます。
<その他>
料理やサブクエスト、強力なエネミーモンスターなどはこれまでと変わりありません。
グラフィック★★★☆☆
特にいうことないです。
サウンド★★★☆☆
これもそこまで印象に残る曲はなかったです。衣装で戦闘曲が変わるのはよかったです。
--------------------------------------------------
総合評価:★★★★☆
--------------------------------------------------
【所感】
・キャラクターは芯が通っている人が多いなと感じました。作中でも「流儀」という言葉が頻繁に出てきます。各々が自分の流儀をもちつつもお互いの考え自体は尊重するという関係性がよかったです。
・テイルズの個性である「スキット」も充実してておもしろかったです。お笑い担当のマギルゥとビエンフーの掛け合いや、アイゼンが自分の好きな話になると急に語りだすところが好きでした。
・最近のテイルズではキャラクターの衣装の変更ができます。今作でもアタッチメントや髪型/衣装が豊富で楽しめました。アイゼンをサングラスにするとなかなかいい感じです。DLCは制服のやつがおすすめです。
・全体的にゼスティリアの悪いところが改善されていて、ストレスがたまらないゲームとなっていました。上記で挙げたようにキャラゲー方面としての進化も順調だと思うので、この感じで次回作も作ってほしいですね。
--------------------------------------------------